スタッフ日記 住宅編

呼吸する木の利用

2008/09/30(火) 未分類
 木が呼吸する事をうまく利用した例は家以外に樽や桶があります。
ところがこの樽と桶、木目はまったく逆です。
酒や醤油を保存する樽には、木目が遠のく山並みを見るようなゆるいカーブを描いた板目が使われます。
これは樽から酒や醤油が浸み出すのを防ぐためです。
桶の代表格はお寿司に使う半切やおひつですが、これには木目が縦方向に並ぶ柾目が使われます。
樽とは逆に、炊き立てのご飯の余分な水分を桶に吸わせ、ご飯をシャキッとさせるためなのです。
おひつやまな板にはヒノキが使われますが、これはヒノキに含まれる成分に殺菌防腐作用があるためです。
文明の利器がまだ発見される前、人々は食物を腐らせない知恵を木から学んでいたのです。

                           住宅事業部    山﨑 郁雄 





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